老舗菓子・亀末廣『京のよすが』『玄米落雁』


京の おもたせ御持たせ物の略)を頂戴いたしました♪
創業1804年(文化元年)の亀末廣の『京のよすが
この菓子は 半生菓子 というジャンルに属します
生菓子 と 干菓子 の中間のような食感で
そんな高貴な和菓子と出逢ったのは
なんとも遅く、二十代後半。
京のよすが は、本店でしか購入することのできない貴重なものでして
暖簾は存じておりましたが、初めて味うことができました。



茶道のお手前では


生菓子は→濃茶
干菓子は→薄茶


の時に楽しみます。
半生菓子は、上生菓子ではないので、薄茶手前に。
名残りの夏の『京のよすが』には
大文字焼き が あしらわれ
四畳半に仕切られた中に、風情を表しています


また、熨斗(のし)も、風流な筆さばきと型押し


私は、デザインを生業とさせていただきましたが、、
好きが高じ、書や骨董美術を知れば知るほど、、
老舗のグラフィックデザインは、
私達のようなデザイナーが、
ダメにしているのではと反省してしまいます
デザイナーは、センスは秀でているから職業にできるのでしょうけど、、
数寄者や文人の域に達し、なおかつデザインセンスも良い人でなければ
老舗のグラフィックは、扱ってはいけない。
本来ならば、老舗にふさわしい当代が、
暖簾にあったものしか受け入れないかもしれませんが、
そうもいかないもの現代。
そんなこと考えるようになると、、
デザイン、できなくなってくるわけで(笑)


さてさて、もうひとつ、
素晴らしい おもたせ が♪


玄米落雁・一休寺



なんとも、侘寂 な 色調 で
好み♡
玄米の香ばしい香りと和三盆
ほのかな甘さにしっとりとした食感に
大徳寺納豆の発酵塩味が素晴らしいお味です♪


大徳寺納豆を使った菓子で
和久博の しの も、センスの良いお味で大好き♡
発売された時の衝撃は、いまでも鮮明に
流石!和久博!と、脱帽したのも新しく。


抹茶でもたてて一服〜♪
と、楽しみはふくらみますが、、
一人暮らし(いや、山羊と二人暮らし)の私には
消費できない量でして、、


いい男は、土産のセンスもいいが
気っ風の良さ(金額を気にしないので量が多い)のも素晴らしい(笑)


天国の、江里さん、藤林さんに、
おっそわけしたくなちゃた♪


■亀末廣
 所在地:京都市中京区姉小路通烏丸東入ル
 TEL:075-221-5110
 営業時間:8:30〜18:00
 定休日:日祝日、正月
 交通・アクセス:地下鉄烏丸線烏丸御池駅」下車