なぜ癌で死ぬのか 今井雅之さん 

自衛隊員で体には自信があり、大病を患ったことがない、今井雅之さん

どうして人は 癌になり 死んでしまうのでしょう?




2014年
11月
大腸がんの末期と診断(抗がん剤治療開始)
癌摘出手術
抗がん剤治療開始
免疫療法に切り替える
どんどん歩けなくなり、声も出なくなる

3月(抗がん治療4ヶ月目)
抗がん剤治療を再開
転院を6回繰り返す


5月(抗がん治療6ヶ月目)
抗がん治療を繰り返し苦しみ
死亡。




末期がんの今井雅之、壮絶会見 担当医に「モルヒネで殺してくれ」

その顔が、闘病の壮絶さを物語る。4月30日、治療中の大腸がんがステージIVの末期がんであることを告白した俳優、今井雅之(54)。元自衛官の精悍さは面影もないほど激やせし、張りのある声もかすれてしまった。ライフワークの主演舞台の降板に、「病には勝てなかった」と悔しさをにじませた。

 ベージュのジャケットにストールを巻いた今井。しかし、体は服の上からでも分かるほど、やせ細っている。「これが精いっぱいの声です」とかすれた声を振り絞る。

 先月、無念の降板を発表した舞台「THE WINDS OF GOD」が1日から東京・新国立劇場で開幕するのを前に会見に臨んだ。

 昨年8〜9月に都内の病院で「腸の風邪」と診断を受けた。しかし、11月に兵庫県西宮市の病院で、ステージIVの末期がんと判明。「あと1日しかもたない」と診断され、開腹手術に踏み切った。約2センチの大きな腫瘍と小さな3つの腫瘍と大腸の一部を切除した。

 一時は抗がん剤治療から免疫療法に切り替えたが、「どんどん歩けなくなり、声も出なくなりました」。3月から抗がん剤治療を再開したが、「船酔いに42、43度のインフルエンザがきた感じ。苦しいのは食べられない、眠れない」と副作用の苦しみを明かす。

 転院を繰り返し、すでに6つ目の病院だが「よくはなっていない」と語る。大腸周辺に影があり、転移の可能性が大きい。苦しい日々が続く。「担当医に生きているだけなら、モルヒネで殺してくれと言いました。安楽死ってやつですか、そのほうが楽ですから…」

 舞台の降板については「本当に悔しくて、生きていくことがつらい」と言葉を振り絞り、「病には勝てなかった…」と漏らした。

 言葉を詰まらせながらの35分の会見。秋には自身の主演舞台の映画版の撮影を控えている。まだあきらめていない。「よくなると信じています。神様には秋まで寿命を持たせてとお願いします」

 闘いはまだ終わっていない。

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2015、05.01

今井雅之、末期がん抗がん剤治療で入院中も「よくなってない」

今月21日に大腸がん治療の影響による舞台降板を発表した俳優・今井雅之(54)が30日、1988年初演以来のライフワークである舞台「THE WINDS OF GOD」が1日から上演される東京・新国立劇場で、がん告白後初めて会見。昨年11月に末期がん(ステージ4)と診断されて切除手術を受けたことや、今年3月下旬から抗がん剤治療を再開して入院中であることを明かした。

 ベージュのジャケットにストールを巻いたスタイリッシュな装いで登場した今井だが、ほおはこけ、やせた体は隠せない。会見では聞き取れる声ではあったが、腹式呼吸の力強い発声が舞台でできないという判断だった。「ドクターストップ、プラス自分でも舞台に立てないと。今、聞いて分かるようにきついかなということで。自分の判断です。降ろさせてくれと…」。唇をかみ、無念の涙をにじませた。

 昨秋から都内の病院で2か月間「腸の風邪」と言われたが、11月に兵庫・西宮市の病院で末期(ステージ4)の大腸がんと診断。さらに別の病院で「おっきな腫瘍が2つ、3つと小っさいの3つくらい」の大腸一部切除手術を受けた。だが、大腸周辺など複数に「怪しい影があり、転移する可能性が大」と言われた。

 12月に抗がん剤治療から免疫療法、食事療法に切り替えたが、歩行困難になり声も出なくなったため、3月25日に入院して抗がん剤治療を再開した。「船酔いに42、43度のインフルエンザがきた感じ。苦しいのは食べれない、眠れない。ねえちゃん(女性と遊ぶこと)はどうでもよくなりました」と副作用の苦しみを告白。

 これまで6病院を転々とし、医師によって「良くなってる」「変わらない」など言うことが異なる。自身の実感は「よくはなってないです。よくなると信じて」と希望をかけているが、「早く浮気できるぐらい元気になってね」と励ましてくれた妻を「一番つらいんじゃないですか」と思いやった。

 全15公演中、仙台市名古屋市など5公演が中止になったが、開幕後も体調次第では舞台あいさつに立つつもりだ。自身の原作・脚本・演出・主演してきた舞台を、主演で映画化する「手をつないでかえろうよ」が9月クランクイン予定で、「そこまでに(普通に)歩けるようになりたい。自分の運命は受け入れるつもり。でも神様になんとか秋までは寿命を持たしてとお願いしてます。僕は精いっぱいこの仕事を命がけでやっていきます」と真剣に話した。

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今井雅之、末期の大腸がんと告白「病には勝てなかった…」

大腸がんのため、出演予定だった舞台『THE WINDS OF GOD』を降板した俳優の今井雅之(54)が4月30日、東京・新国立劇場で行われた同舞台のゲネプロ前に会見を開いた。がん公表後、報道陣の前に初めて姿を見せた今井は「ギリギリまで自分の体と相談したんですけど、ドクターストップ、プラス自分でも舞台に立てない」と無念さをにじませ、病状が「末期がんのステージ4」だと明かした。

会見に登場すると、報道陣に一礼。マイクを通じて「これが精一杯の声です」と、ややかすれた声で決断に至る経緯を説明し、「自分の判断で降ろさせてくれと(言いました)…」と目に涙を浮かべながら言葉を詰まらせた。続けて「本当にすいません、病には勝てなかった…」と頭を下げた。

現在は、入院中でリハビリに励んでいるという今井は「CTスキャンをしたら大きい腫瘍が2つ、3つありました。かなり痛みもあるし、ほとんど歩けなくなって、声も出なくなった」と深刻さを告白し、抗がん剤治療も「2クール目に入った」と話した。

今後について「静養して、筋力をつけていきたい」と神妙な面持ちで話すと、ファンに向けて「本当にこんなことになってしまいましたけど、僕は精一杯、この仕事を命がけで、やっていきますので、どうか応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

今井は、今年2月に行われた同舞台の制作発表会見で、昨年末に大病を患い、一時は「余命3日」とまで診断され、腸の緊急手術を行ったことを告白。舞台降板発表後には、自身のブログで「ホンマ悔しくて悔しくてたまりません!」と苦しい胸の内を露わにしていた。

同舞台は、予定した15公演のうち5公演を中止。所属事務所によると、今井は5月下旬の公演に出演するために、体に負担のかからない程度の仕事とリハビリに励むとしている。

今井の代役は俳優の重松隆志(41)が務める。今井から直接電話で代役を頼まれたという重松は、書面を通じて「いろいろな思いがありますが、今の僕には『Let's go for it!』、やるしかない」と力強く意気込んだ。

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2015.5.1


大腸がんにより主演舞台の降板を発表した俳優、今井雅之(54)が30日、東京・新国立劇場で会見を開き、病状について「末期がんでステージ4」と自ら説明した。現在は入院し抗がん剤治療を行っているが、出演予定だった舞台が1日に開幕するのを控え、やせた体で会見に登場。か細い声で「病には勝てなかった」と無念の降板に涙を浮かべた。(サンケイスポーツ

 「これが精いっぱいの声です」。激ヤセの体に、か細い声。会見冒頭で、今井は懸命に声を振り絞った。

 「末期がんでステージ4です」。がんの進行度合を示すステージ0〜4で、最も進行した段階にあることを自ら告白。病身を押して会見を行ったのは、1988年の初演以来“ライフワーク”としてきた舞台「THE WINDS OF GOD」が、1日から東京・新国立劇場小劇場で開幕するからだ。


今井によると、昨年8〜9月に体調の異変を感じ、11月中旬に「末期の大腸がん」と宣告。同月下旬の手術で約2センチの大きな腫瘍と3つの小さな腫瘍を切除した。その後、病院を転々としながら抗がん剤治療を開始し、4月28日から6カ所目となる東京都内の病院に入院している。

 今年2月に同舞台の製作発表を開いた際は「20キロやせた」と話していたが、この日はほおや首の周辺がさらにやつれた様子で、抗がん剤治療の厳しさをうかがわせた。4月21日に大腸がんと舞台降板を発表したが、「自分の判断でした。舞台を降りるのは本当に悔しくて、生きていくことが辛い」と目を潤ませ、「病には勝てなかった…」と漏らした。

 それでも、所属事務所によると9月には自身の主演舞台「手をつないでかえろうよ」の映画版(公開時期未定)の撮影を予定しているといい、今井も「ヒロインを探さないと」と前向き。現在はリハビリのために散歩や腕立て伏せなどを行っているそうで、「筋力をつけたい」と話した。


 会見は35分ほど。中断することなく病状を説明した今井は、「この仕事を命がけでやっていきます」と気丈に言い切った。

■今井 雅之(いまい・まさゆき) 1961(昭和36)年4月21日生まれ、54歳。兵庫・日高町出身。県立豊岡高卒業後の80年に陸上自衛隊入隊。俳優を目指して81年9月退職。法政大卒業後の86年に俳優デビュー。映画「静かな生活」で96年日本アカデミー賞優秀助演男優賞。特攻隊をテーマとした舞台「THE WINDS OF GOD」を自らの脚本・主演で88年に初演。その後再演を重ね、海外公演や映画化もされた。ドラマ「味いちもんめ」シリーズなど多数のドラマ・映画に出演。明るい性格でバラエティー出演も多い。

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大腸ガンを公表し、出演予定だった舞台「THE WINDS OF GOD」の降板を発表していた俳優の今井雅之が30日、東京・新国立劇場で行われた同舞台の公開稽古前に会見を開いた。今井は「いま、これが精一杯の声です。みなさん、聞こえていますか?」と絞り出すように声を発すると、「ギリギリまで自分の体と相談したんですけど、ドクターストップです。プラス自分でもどう見てもこれじゃあ舞台には立てないと判断しました。事務所の意向とかじゃなくて。自分の判断で降ろさせてくれと頼みました」と報道陣を前に改めて舞台の降板を報告した。

 降板を決心したのは4月の中旬頃だといい、「最初は絶対出れると信じていました。僕の好きな言葉に『夢は叶う、思いが強ければ』というのがあるんですけど、思いが弱かったんでしょうね。ドラマの撮影をやっていても立っているのがやっとでした」と述べ、「役者が舞台を降りるっていうのは本当につらいことで。舞台を降りるって決めた時は本当に悔しい気分になりました。生きていることがこんなにつらいと思ったことはありません」と話し、その後は目に涙を浮かべて言葉を詰まらせた。

 病状については「ここまで来てしまったんでこここからは本音のトークです」と切り出すと、「最初は(都内の)国立病院で腸の風邪だといわれていたんですけど、たまたま仕事で、関西の病院に行って、CTスキャンを撮ったら、大きい腫瘍が2つ3つあって、先生から『末期がんです』と言われました。『ステージ4です』と。ガンよりもっと怖かったのが、腸閉塞です。ガンで腸閉塞になって、大腸が塞がれちゃったんです。もうあと、1回2回食事をとったら腸が破裂するところでした」と説明。

 余命3日とも、持ってクリスマスまでとも宣告されたというが、その後、横浜の病院で手術を受け、今日に至るといい、腫瘍については「全部(手術で)とりました。でも、他のところにまだあやしい影があるからって。このままだと転移する可能性が大だと言われまして、これじゃあ舞台どころか生命が危ないということで、いま、ここにいたります」と今井。

 病院を転々とし、現在はとある病院に入院中で、ツークールめにさしかかった抗がん剤治療の副作用と戦う。「抗がん剤をやった人にしかわからない。船酔いしているところに42、3度のインフルエンザの熱がある感じ。ご飯出されても見ただけで嘔吐くこともありますし、一番苦しいのは食べれない眠れない、ここですね」とその苦しさも吐露。

 これまでは大病を患った経験がなかったともいい、「病気なんて疑いもなかった。自分にはないと思っていた。だから全国のみなさん、騙されたと思ってペット(PET)を受けてください。費用は高いですけど、ペットだと確実にわかるので」とカメラを通じて定期的な検診の大切さも訴えた。

 闘病を支えてくれているのは夫人で、「僕は本人なんでね。(彼女が)一番つらいんじゃないですか。冗談なんだけど、『はやく浮気できるくらい元気になってね』って僕が嗚咽している時に涙ながらに言っていて、(自分が)情けないなと思いました。代わってあげたいとも言われました」と切々とコメント。

 闘病中最も喜びを感じる瞬間は「太陽の光を浴びているとき」だといい、「太陽の光を浴びることで生かしてもらえているんだなって。自分の運命は受け入れるつもり。ただあと半年はと神様にお願いはしている」と今井。最後は「全国のファンの皆様、本当にこんなことになってしまいましたけど、僕は精一杯この仕事を命がけでやっていきますので、どうか応援よろしくお願いいたします」とファンにメッセージを送っていた。

(取材・文:名鹿祥史)

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4月に末期がんを公表し、闘病していた俳優の今井雅之(いまい・まさゆき)さんが28日午前3時5分、大腸がんのため東京都内の病院で死去した。54歳。兵庫県出身。「病には勝てませんでした」と明かした主演舞台「THE WINDS OF GOD」の降板会見から28日。主演映画の計画も進み、「せめて秋まで生きさせて」と話していたが、願いはかなわなかった。舞台の製作サイドが後日、お別れの会を検討している。

 転院を重ね、6つ目の入院先で容体が急変したのは23日。大好物だったスイカなどフルーツも喉を通らなくなり、鼻にチューブを通して点滴を投与。痛みを和らげようとモルヒネを投与しても効果はなく、関係者によると「激痛で苦しそうだった。4月の会見時よりもさらに痩せ細っていた」。この2〜3日は昏睡(こんすい)状態が続き、最期は妻と看護師の姉にみとられながら息を引き取った。「あれだけ苦しんだのに亡くなっても歯を見せ、にこやかに笑顔を浮かべていた」(関係者)という。遺体は実家のある兵庫県内に移送され、29日以降に密葬が営まれる。

 元自衛隊員で体には自信があり、昨年までは大病を患ったことがなかった。今井さんによると「病院にかかったのは骨折した時ぐらい。健康診断もやってなかった」。それだけに、昨年の精密検査でがんが見つかった時は医師から「ここまで進行するには10年かかる」「すぐに手術をしないと、あと3日しか持たない」と伝えられた。

 それでも「必ず治して舞台に立つ」と希望を捨てず、2月23日には主演舞台「THE WINDS OF GOD」の製作発表に出席。この時点で「体重が20キロ減った」と明かしながらも、がんは公表していなかった。

 その後も回復は見られず、外出時は車椅子が必要となり、声を出すのもつらくなった。別の病院に移り、抗がん剤投与を再開すると、副作用で食事をしても嘔吐(おうと)。30分おきに休まないと動くのがつらく、寝ることが多くなって筋力が衰えた。

 舞台は代役を立て、開幕前夜の4月30日に会見。かすれた声で「病には勝てませんでした」と語り、別人のように痩せ細っていた。今月5日には入院先から新国立劇場を訪れて舞台あいさつ。「病人ではなく役者として、ここに立ちたかった。今は3分も立っていられない」と小さな声を振り絞った。

 秋には主演映画の撮影を控えていたため「仕事が生きるモチベーション」「運命は受け入れる。ただ、秋までは生きさせて」と話していた。

 今井 雅之(いまい・まさゆき)1961年(昭36)4月21日、兵庫県城崎郡日高町生まれ。映画「THE WINDS OF GOD」「静かな生活」で95年のキネマ旬報賞新人男優賞受賞。1メートル78。


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2015年に最も患者数が多いのは大腸がん

俳優の今井雅之さん(54)が末期の大腸がんであることを告白し、5月に予定されていた舞台を降板した。女優の坂口良子さん(享年57)、俳優の原田芳雄さん(享年71)はこの病気で亡くなっている。


今井さんのように大腸がんになる患者は増えており、国立がん研究センターが公表した2015年のがん統計予測では、これまでトップだった胃がんを抜いて、男女合わせて患者数が最も多いがんになるようだ。今年大腸がんと診断される人は13万5800人程度いると予測されている。大腸がんは女性より男性に多いものの、2013年に女性のがんで最も死亡数が多かったのも大腸がんだった。女性は乳がんや子宮がんが多いというイメージがあるかもしれないが、実は、最も女性の命を奪っているがんは大腸がんなのだ。ちなみに、男性の場合、今のところ肺がんと胃がんのほうが死亡数は多く、第3位が大腸がんだ。


なぜ、大腸がんが増えているのか。増えている原因として専門家の多くが指摘するのが食生活やライフスタイルの欧米化だ。大腸がんは、がんが発生した部位によって結腸がんと直腸がんに分けられるが、かつて日本人の結腸がんは欧米に比べて少なかった。ハワイに移民した日系人の結腸がん罹患率を調べると、ハワイ在住の白人と同程度であり、結腸がんの発生には食生活などが大きく関わっているという根拠になっていたのだ。ところが、日本人の食生活やライフスタイルが欧米化したことによって、すでに日本人の結腸がん罹患率は、ハワイの日系人アメリカの白人やイギリス人と同程度になってしまった。


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今井雅之さんは
抗がん剤を投与して、6ヶ月目、苦しみながら死亡。
抗がん剤では、癌は治りません。


もし、あなたが、癌になったら、どんな治療をしますか?
抗がん剤を投与したいですか?
苦しみながら死にたいですか?


癌を治すには、血液をキレイにすること。
腸で、血液はつくれます。
腸内環境を整え、綺麗な血液をつくり
その綺麗な血液を全身に行き巡らせること


腸をキレイにすること。