夏風邪
暑い日がつづきます。
みなさま、夏風邪ひかれてませんか。
私は、不覚にも、風邪をひいてしまいました。
よって、念願の「高雄病院」を受診することができました。
そこで、処方していただいた、漢方。
冬の風邪は、一晩で治せてたのですが、
夏風邪菌さんは、漢方&自然療法で
二晩で撤退していただけました。
夏風邪菌さんは、一晩では、いなくなってくれないようです。
自分のカラダを使って、夏風邪菌との対峙、実験です。
やはり、風邪には早めの「漢方」。
長引かせずに、二晩で、退治しちゃいましょう!
▶セルフ処方
1、食事:ネギたっぷり&生姜たっぷり+ちょこっと鶏肉鍋
スープだけを、たっぷりいただく。
カラダが芯から温まって、ほんとうに美味しい。
たっぷりつくって、作り置きして、胃腸の声をききながら
少しずついただいています。
2、水分補給は、ビタミンたっぷり、ストレートジュース
「おおかみの桃=トマトジュースストレート」
風邪ひいた時の水分補給は、これ。
カラダが喜ぶ。1日1本くらい飲んじゃう。
その他、みかんジュースなど、ストレートジュースを常備。
濃縮還元は、ただの砂糖水なので、ストレートね。
風邪ひいたら、体力ないので、ミキサーとか使うパワーないです。
3、洋服は、
首にタオル、綿の長袖、長ズボン、五本指ソックス。
汗かいたら、着替える。
4、頭寒足熱
頭が暑く痛い。
頭は、保冷剤でクールダウン。気持ちいい。
5、乳酸菌風呂
風邪ひいたら、湯冷めするから、お風呂はいらないほうがいい。
と、昔はいわれてたけど
クーラーない、真夏日に、湯冷めする環境は一切なし。
お風呂に入ると、腰や内蔵が、冷えてることがわかる。
あたたまって、汗が吹き出る。
そして、乳酸菌を口からと鼻から、吸い込んで。
6、喉が痛い。
喉から熱に繋がっているように感じます。
「ルゴール」「のどぬーる」を、喉に直接塗布し、殺菌消毒すると
痛みがおさまり気持ちいいです。
これは、病院では、処方してくださらないので、薬局で購入。
風邪の初期の喉いたいと感じた時に、悪化する前に、してればよかったと反省。
※ヨードが甲状腺異常に、つながるだろうから、すべての方にオススメしません。
私にとって、大丈夫か、調べてみます。
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以下。処方いただいた漢方ノート。
小青竜湯
ショウセイリュウトウは、
古代中国の空想の神獣、青竜の名に由来する漢方薬です。古代中国では四方位・四季を司る神獣が想定されていました。青竜が東・春を、朱雀(赤い鳳凰)が南・夏を、白虎が西・秋を、玄武(黒い亀、蛇の特徴を併せ持つ)が北・冬を司っています。日本にもこの考えは伝えられています。奈良に行った事のある方は、朱雀と言えば復元された「朱雀門」を連想するかもしれません。この名前の由来からも判る様に、小青竜湯は春の病を治す事を想定した漢方薬です。また青竜は水の竜でもあり、西洋の神話でも水か氷の息で攻撃するとなっています。これも水毒を治す漢方にふさわしいイメージですね。
小青竜湯は生薬の構成からも判るように、水毒を改善する漢方薬です。水毒というのは、体中に水があふれている「浮腫」とは異なります。水毒とは、体のある部分に水が不必要に多いのにある部分には水が足りないという状態、言わば「水の格差社会」のような様相を呈しています。小青竜湯は「中間証」という標準的な体質の人に最も効果が高い様に生薬の構成が設定されており、殆どの人が内服できます。また鼻水・鼻づまりのみならず、くしゃみや咳などの呼吸器症状、目の周りのかゆみなどの皮膚症状、結膜炎にも効力を持つ生薬を配合しているために花粉症で漢方治療を希望する人の実に60%以上に小青竜が最も有効という報告もあります。
抗ヒスタミン薬などの西洋薬による花粉症治療に較べて眠くならないというのも嬉しい特徴のひとつです。また、皮膚や粘膜を必要以上に乾燥させないというのも大きな利点です。肌の状態に敏感な女性の方には、肌に負担をかけない漢方薬の治療は特におすすめです。
皆さんの中にも食後にいつまでも胃の中に水が残り、歩くとチャポチャポ音がする人がいるかもしれません。これを漢方用語で「胃内停水」と言い、水毒が体に存在する事の目安とされています。そのため、舌診、腹診などの方法を用いて小青竜湯が適合する証かどうかを診察してから処方する事もしばしば行われます。小青竜湯はさらに、消化器系の水毒により生じる慢性の吐き気や胃炎、胃酸過多症にも良く効きます。急性腎炎やネフローゼといった腎臓病にも補助的治療薬として使えば浮腫の改善が期待出来ますし、慢性の膝関節炎など関節に水が溜まり熱を帯びてくる病気にも効果を発揮します。その他、原因不明のむくみがあり、血液検査など西洋医学的に異常がない場合にも気軽に試してみる事が可能です。
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ツムラ、クラシエ、オースギなどから顆粒、錠剤の漢方薬としても出ている19番、小青竜湯(ショウセイリュウトウ)という名前の漢方薬です。この漢方薬の出典は漢時代の「傷寒論」という代表的古典書であり、2000年に渡って処方されてきた薬です。
漢方は自然の草木や鉱物などの成分である「生薬」を組み合わせて出来ています。小青竜湯は下記の8種類の構成生薬から作られています。
・半夏(ハンゲ) :サトイモ科カラスビシャクの球根
・桂皮(ケイヒ) :乾燥シナモン
・芍薬(シャクヤク) :キンポウゲ科の多年草シャクヤクの根
・麻黄(マオウ) :マオウ科の植物の茎
・甘草(カンゾウ) :マメ科の多年草カンゾウの根
・五味子(ゴミシ) :マツブサ科チョウセンゴミシの果実を熟成させたもの
・細辛(サイシン) :ウスバサイシンなどの根、香辛料としても頻用される
・乾姜(カンキョウ) :ショウガの根茎を乾燥させ効力を強めたもの
上記のうち、麻黄が発汗作用と咳の沈静化をし、利水と言って体の中に滞った水をさばいて鼻水などの症状を改善します。細辛にも利水効果があります。乾姜・半夏は体の中の水のめぐりを良くし、吐き気などを止める作用があります。桂皮は発汗解表と言って、発汗する事で肌表の邪(病気もしくは症状)を取り除きます。芍薬・五味子は気管支のけいれんによる咳を鎮める効果があります。甘草は上記の生薬のバランスを取る調和剤として働きます。
本剤の適応はツムラによると以下となっています。
「下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳そう、流涙、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒」
「気管支炎」