摘み草ごはん


写真:椿と庭の摘み草


連日、祇園で美食三昧だったので
今日は、家ごはん。


龍安寺には日本最古の侘助椿があり
その紅白の侘助が母屋の庭にも居られます


畑の先住民
雑草の カラスノエンドウ も ヨモギ も
実は美味しい。


雨上がりの庭の雑草手入れがてら採取して
精進料理。



家ごはんは、
旬の旨いもん。
雑草は、食材費0円。


調味料は、高級料理屋でもなかなかできないような
最上級なものを惜しげも無く使える。
天麩羅油は、エキストラバージンオイル。
オーガニックで鮮度も最高だ。



そして、
FB 眺めながらごはん(笑)できるのもいい。

『椿と摘み草の天麩羅』『蓬の胡麻和え』『菊芋の肉じゃが風』



ハレとケ。


精進とときどき高級


これ、カラダにも、心にもいい。


カラスノエンドウ は、莟達が集まった先っちょの部分は
御豆(おまめ)のような味。


ヨモギ も、新芽の柔らかい部分を
天麩羅と胡麻和えに


菊芋の肉じゃが風は
お肉を使わず、お揚げさん
京都は、ほんとお揚げが美味しい。

庭の花山椒を添えて
隠し味に、発酵バター


精進料理には、乳製品は、OKらしく
お釈迦様に、ヤギのミルクを、スジャータという女性が飲ませて
救ったらしい。
やっぱり、ヤギは、人間に必要な動物らしい(笑)


これは、妙心寺の東林院の住職から学んだ。
住職から精進料理を学びだし
するすると、謎がとけだした。


命(素材)を大切にし
感謝して心のこもった美味しいものだけを食べる。


私にとって、その結論が
ハレ と ケ。
これ、すごくいい。


ハレ=高級美食を外食で好きなだけ食べる
ケ =旬の摘み草で家ごはん


金額は、100倍の違いがあるが、
美味しさは、同じレベル。


椿の花の天麩羅は、食べたくても外で食べれないし
カラスノエンドウも、ない。
米も〆のお茶も、何処よりも旨い。



外食率98%で、美食追求してた時より
今の方が、満足している。


最後の晩餐という、タイトルで
雑誌に取材していただいた記事を
振り返ってみた。


んー、摘み草家ごはん、したかったんだなぁ(笑)