山羊と暮らすと、アレルギー体質にならない!?

愛山羊家のひとりごと。

山羊さんと1歳までに暮らすと
アレルギー体質にならない!?

潔癖、除菌が、アレルギー体質になってしまうことが明らかになった。
2億年前に完成したヒトの免疫システムとは?

これから、赤ちゃんを生む人や、1歳未満のお子さんがいらっしゃる方。
アレルギー体質にさせない暮らしを〜☆


NHKドキュメンタリーより>

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花粉症・ぜんそくなどのアレルギー。20世紀後半、先進国で激増。花粉症だけで3800万人もの日本人が患う病となった。急増の原因は花粉・ダニの増加、大気汚染と考えられてきたが、意外な原因があることがわかってきた。
南ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め、「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、それが多い農家の子ほど花粉症とぜんそくを発症していなかった。エンドトキシンは乳幼児期に曝露が少ないと、免疫システムが成熟できず、アレルギー体質になる。農家のエンドトキシンの最大の発生源は家畜の糞。糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを生んだとも言える。
ヒトの免疫システムが完成したのは2億年前。ほ乳類にはは虫類のようなウロコや固い皮膚がなく、外敵の攻撃を受けやすかった。しかし新しい免疫システムを獲得したほ乳類は、IgEと呼ばれる免疫物質によって外敵を撃退できるようになっていた。

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↓こちらより、転載させていただきました☆
http://blogs.yahoo.co.jp/yujiaibara/27065564.html

エンドトキシンが、幼少期の適量の曝露は人間が生きていくうえで必要な免疫(IgE)形成に大きく関わる物質の一つであることが判ったのである。

これは最近の、ミュンヘン大学の研究から明らかになったことだ。これは大ニュースのはずなのに、なぜか世間では知られていない。それどころか、エンドトキシンは環境汚染物質として排除の対象になっているのである。

実際、現代の社会において普通に生活していたら、ほんのわずかしか触れることは出来ない。さらに、都会人の多くは潔癖であり、細菌=悪 の偏見のもとに、自らそれを排除して自分や子供の免疫力低下に尽力している。まさに、私たちは自分で自分の首を締めてきた大ばか者なのである。

今回の研究において、花粉症や喘息など、多くのアレルギーが戦後劇的に増加した原因も判明した。それと同時に、子供を細菌から隔離することが健康につながると考えてきた多くの都会人の過ちをも証明した形になった。裕福な人間ほど体が弱いという理由もここにつながってくる。

研究結果によると、人間の免疫形成は生後一年余りの間に行われ、そのときの環境がその人の人生における体質を決定してしまうらしい。この論理は、母乳で育てた子供とそうでない子供の免疫力が大きく違うこととも共通することだ。乳房が垂れるのが嫌で母乳で子育てしたくないという親もいるが、潔癖な親も同罪であったということだ。その子供は将来アレルギーに苦しんだり、病弱になる可能性が飛躍的に高くなるのである。

幼児期に免疫形成が出来なかった今の都会人にとって、エンドトキシンは単たる毒物と化す。よって、さらにそれを排除しようとする。こういう悪循環に陥り、免疫力が総じて低下して体はますます弱っていってしまう。

現在アレルギーを持っている人はもう手遅れなので、畜舎を始め、衛生環境の悪いところに行くと良いことは何もない。
しかし、子供が生まれたらなるべく潔癖になり過ぎないように努めたらいい。これだけで、将来の子供のアレルギー率は数倍も違ってくる。