人生 と ワイン

1904年のグランエシュゾー

la vita punto e commaの
オーナー小川さんの『古酒の会』で
ワイングラスの中に人生を感じる素晴らしいワインに
出逢わせていただきました。

100年以上生きていたブルゴーニュワイン。
素晴らしい古酒に出逢うと、自分が恥ずかしくなる。
熟成するお酒、ワイン、ブランデー、シングルモルトなど
熟成されたいいお酒には、共通するものを感じる。
『円(えん)=まあるい』のである。

角がまったくなく、
底知れぬ懐の深さと、
奥行きを感じるのである。

そして、
グラスからあふれだす『香り』には
いただいている人それぞれの、歩んできた『思い出』の香りとリンクしていく。
これって、、
『小さい頃、草むらで根っこがっていたときの香り』とか
『森の中の、土の中で、木いちごがジャムになったような香り』とか
ときには、苦い思い出を乗り越えてしか味わえない経験の香りもする


記憶の中の香りと
未体験の香りを
理解していく悦び

ワインの悦びを知ることは
人生の奥行きを深くすることではないだろうか。


人生最大危機に突入した、2008年5月から
外食率95%、ワイン消費中ブルゴーニュ率90%生活を断ち切り
いまの私が、このような会に参加していいのだろうか、、
と、自問自答しながら店の扉を開けた。

悟りをひらくまで(笑)
神様が許してくれるまで(笑)
プチ精進食生活をすると心に決めた日々の中の
非日常のひととき。

人生の中の思い出の数本となるだろう
素晴らしいワインに
出逢わせてくださった小川さんに心より感謝しながらも
いままでとは違う感覚を覚えた。

グランエシュゾーの感動の余韻
たしかに、芸術の飲み物だ。

しかし、幸せのレベルとして同じくらいの価値観があるものが
いまの私にはあることにきづく。

自然農や、オーガニックの野菜を食べ
作り手の心に触れるときも
とても至福な気持ちになっているのである。


本当の美酒美食ってなんだろう。。

ふしぎだ。


気持ちよくてふらふらしてて
写真写りが良くなくてごめんなさい

http://eriwine.exblog.jp/

↑ 古酒の会のリスト・詳しくはこちらに
  お勉強ノートそして記録しております。

la vita punto e comma(ラ・ヴィータ・プントエコンマ)
phone 092-732-0009

カステラの福砂屋さんの建物の中にあります。
里好継、建築デザイン設計
あかざは、グラフィックデザインをさせていただきました。


la vita punto e comma
イタリア語で

人生の、点と区切り

という意味です。

ーーー

▲ワインリスト

◇A.R.Lenoble
 シャンパーニュルノーブル1964年
◇A.ROTHSCHILD & Co ROSE 1969年
◇MEURSAULT BERNARD DUGAT - PY
 ベルナール・デュガ・ピィのムルソー 2005年
◇SEGUIN MAMUEL GRANDS ECHEZEAUX
 セガン マニュエル グランエシュゾー1904
◇Chateau Haut Bages
 シャトー・オー・バージュ1934年
◇Penfolds Grange Hermitage
 ペンフォールト・グランジ1980年