天才 宮崎駿 の格言

出典

「ろくな人生を送ってこなかったから、
 こんな絵しか描けないんだ!!」



と上がってきたばかりの原画の束を
わざわざホッチキスでとめ
描いた本人の目の前でゴミ箱に投げ捨てる暴君・宮崎駿



「どうしてこんなふうに描いたんだ!!
 前におれが言っただろう。
 鳥の飛び方はこうじゃないって!!」



とスタッフを叱責した宮崎が
空から舞い降りた鳥に向かって発した驚きのひと言は、



「おまえ、飛び方まちがってるよ」



鳥にも人間にも同じだ。



《一度怒られたくらいでダメになってしまうんじゃ、
こっちが困る。
怒られたら、次は30センチ近寄るくらいでやれ!》



《本当にやりたいことがあるなら、
一回や二回、ボツになったくらいで、
あきらめるんじゃない。
何度でもぶつかってみろ》



《宮崎さんは自分の若いころを思い出させるような
才能あふれる若者を求めていて、
そういう人が近くにいると喜びます。
そして無意識に、その才能をどんどん取り込もうとします。


それを「吸い取られた」と思うのか、
「薫陶を受けた」と思うのかは、その人の考え方によります》



・・・


《あかざのひとりごと》


私が恵まれていたことは
師匠が、宮崎駿さんのような
天才肌の人だったということ。


1ヶ月必死で作りあげた企画書を
ゴミ箱に投げ捨てられた。


毎日、毎日、できない自分が悔しくて
泣き続けてた3年間。


夜泣きながら、徹夜でやり直しつづける。
でも、夜には、魔物がいて
心の中が暗〜くなる。
しかし、開けない夜はない。
かならず朝は訪れる。
夜明けてから、すこしだけ寝ると、
「師匠のとこに持って行こう」
と、いう気持ちになるから不思議だ。


怒鳴られても、怒鳴られても、
なんども修正して、持って行く。


この繰り返ししか、
自分の中に能力という財産は身につかない。


私は、恵まれていた。



決起多感な若いころに
天才気質の人の下で
10年くらい、じっといること。


自分から、虎の巣に入っていく度胸。
一度決めたら、どんなことがあっても、逃げない覚悟。
死ぬまで、ついていく覚悟。



宮崎駿さん
もっと好きになりました。