山羊バロ 日記

【山羊バロ日記】
わたくし、山羊のバロです。
手前の茶色い山羊が私です。
本名は「あかざバローロ
あかざ家の養子で
都会のど真ん中で
超、甘やかされ育ちました。
わがままいい放題。
好きなことだけして
好きなものだけ食べて
嫌なことはママがやってくれる。
そんな環境で
わがままな超お嬢様育ちを
させていただきました。
時々、ママが仕事で出張の時は
おばあちゃん(ママのママ)が
私のごはんとか、部屋の掃除とかしてくれました。
だけど、おばあちゃんのごはんは、
いっつも同じで、お皿にどーんと盛りつけるので
ママみたいに、小皿にすこしづつ、いろんな味のを
料理してくれないので、残してました。
そして、お部屋の掃除も、
私の好きなレイアウトと違うので
1日ママ、がいないだけで、
早く帰ってこないかなーと
いっつも、思ってました。
だけど、おばあちゃんは、私にすっごく優しかったです。
散歩に一緒にいってくれました。
散歩では、ご近所さんと長話しをよくしていました。
私が山羊だからか、
珍しいみたいで、いつも私の話題みたいでした。
でも、長話しの間、
桜の落ち葉とか食べれるので、楽しかったです。
おばあちゃんと、一緒もいいけど
ママが、帰ってきたらすごく嬉しかった。
ママは、出張から戻ると
いつも、涙を流しながら
抱きしめてくれました。
ママは、いつも傍にいてくれました。
仕事も家でできるみたいで
打ち合せで、出かける以外、
1日、20時間くらい、いつも一緒でした。
だから、ママは人間だけど
ママとだけは、山羊語で話すことが
できるようになりました。
ママは、いつも子守唄を歌ってくれたし
おやつの豆乳ヨーグルトもつくってくれました
私は、まだ子供だったので
わがままいい放題でした。
とっても幸せな日々でした。
ずっと、ママと暮らせると思っていたけれど、、
高校は、宮崎に行きました。
そこでは、放牧を学びました。
そして、大学は、神戸に行きました。
そこでは、山羊の食生活とか躾とか学びました。
全寮制の学校で、
先生達もすっごく優しくしてくれました。
だけど、ママに逢えないことが
寂しかった。
ママが会いに来てくれたら
いつも泣いていました。
で、やっと、
京都で
ママと暮らせると思ったら
京都の家は、山羊はだめで
ママの家から30分のとこで
居候させていただくことになりました。
そこは、ツリーハウスとかありました。
カフェと自然栽培の畑をされてて
ごはんは、自然栽培の野菜がおやつで美味しかったです。
だけど、そこでも、暮らせなくなって、、
山羊という人生は、
犬とちがって、
都会で暮らすのは
なかなか、肩身が狭いのです。

そして、
ママのお友達の
真葵さんのとこで暮らすことになりました。
マキさんの家は、
たくさんの山羊さんもいて、寂しくないです。
私は、ずっと女子校だったので
オス山羊さんのことよく知らないというか
きちんとお話とかしたことないのだけど
ここには、オス山羊さんもいます。
いつもは、女子ばかりで暮らしているのだけど
この前、オス山羊さんと会って
ちょっとびっくりしました。
これまで
たくさん、旅をしてきましたが
やっと、安住の地にたどり着けたような気がしています。
みなさま、どうぞ、よろしくお願いいたしますメェ。
バロ