妙心寺 精霊会


「お精霊会」


「お精霊迎え」 8月9日(火)・10日(水)の2日間 朝6時から夜10時まで
「お精霊送り」 8月16日(火)の午前中  朝6時から正午まで


妙心寺は、京都市右京区花園にある臨済宗妙心寺派大本山(りんざいしゅうみょうしんじはだいほんざん)の寺院で、山号を「正法山」(しょうほうざん)と称する禅宗最大の境内を誇る寺院。ご本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)を祀り、開基(創立者)は花園天皇と伝わる。

 日本にある臨済宗寺院約6,000か寺のうち、約3,500か寺を妙心寺派で占めると云われ、近世に再建された三門、仏殿、法堂(はっとう)などの中心伽藍の周囲には38の塔頭(寺院内にある僧侶が暮らす院や坊)が建ち並び、一大寺院群を形成している。平安京範囲内では当時、広隆寺などを含む北西の12町を占め、また自然も多いため、京都市民からは古来より「西の御所」と呼ばれ親しまれている。

 この妙心寺では、通常8月13日、14日から16日まで執り行われる「盂蘭盆会」、いわゆるお盆の法要を、一般的な寺院より一足早い8月9日から16日までの期間、「お精霊会」(おしょうらいえ)と称し執り行い、各家先祖供養や新亡供養を厳修している。
 お精霊会では特に、9日、10日に、精霊をお迎えする「お精霊迎え」、また16日の正午には「お精霊送り」と呼ばれる法要が修され、境内にはたくさんの参拝者で賑わう。


妙心寺 法堂(JR嵯峨野線 花園駅下車 北東へ徒歩10分)


妙心寺派管長猊下をはじめ山内各塔頭寺院の和尚様方の出頭により、
各家先祖供養や新亡供養を厳修いたします。
夕方になりますと、山門(重要文化財)がライトアップされ、
夜空に鮮やかな朱色の荘厳な姿が浮かびあがります。
仏殿・法堂(重要文化財)のまわりでは、
先祖供養のため奉納された、
献灯の絵入り提灯約1,000個に火が灯ります。
また南総門から仏殿にいたる参道にはなつかしい露店が立ち並び
お子様連れの方もお楽しみいただけますほか
参道の各所に配置された灯篭に点灯し「花灯路」を実施しますので
ご散策に訪れた方も、風情のある雰囲気をお楽しみいただけます。
宗旨・宗派は問いません。どなたでもどうぞお参りください。


出典