断食

内海先生より 転載



巷で流行りの「断食」について引用してみる。この内容は船瀬氏の著書の引用なので、詳しくは「3日食べなきゃ、7割治る(三五館)」をお読みいただきたいが、経験上思うのは精神薬の禁断症状や重度な後遺症などの場合には、断食はあまり向かないと思っている。その理由と断食の利点はそれぞれで考えていただきたい。
病気を癒す。治す。その方法は5つあります。その内容とは、①「少食」、②「笑い」、③「感謝」、④「長息」、⑤「筋トレ」です。
ファスティング(断食):万病を治す妙法です。病気になっても「食うな」「動くな」「寝てろ」で、免疫力、排毒力が増強し、みるみる治っていきます。それはあっけないほどです。少食のプチ断食でも、目を見張る効果があります(第1章)。風邪、腹痛、下痢、頭痛から、便秘、アトピー、水虫、腰痛、うつ、糖尿病、心臓病、肝臓病、透析患者まで治ります)。さらに現在、ファスティングはガンまで劇的に治します。不妊症やEDまでも見事に改善するのです。
 
②笑い:笑えばガンも治ります。ガンと闘うNK細胞は6倍も増えるのです。免疫力がアップし、アトピー、リウマチ、糖尿病、高血圧など、あらゆる病気が快方に向かいます。「笑い」の医療効果に、あなたは驚嘆するはずです。
③感謝:「ありがとう」は万病を癒す〝魔法の言葉〟です。「感謝」の「心」が難病も治す。そのメカニズムは最新脳科学で立証されているのです。
 
④長息:息を深く、長く吐く。それだけで「副交感神経」が働き、血行が促進され、あらゆる病気が治っていきます。万病は低血流、低酸素から発症するからです。呼吸を数える「数息観」がおすすめです。
 
⑤筋トレ:筋肉からは病気を治す若返りホルモンが放出されます。それは、筋肉量と活動量に比例するのです。病気、老化の大きな原因が筋肉の衰えです。筋肉を鍛え、増強すれば、若さの治癒ホルモンが出て、病気も改善します。
 
――以上が、病院に行かずに治す療法です。これらを総合して行なえば、奇跡的な治癒効果を発揮、生き生きとした健康、長寿を満喫できることを保証します。そのうえ、お金はかからず、誰でもできて、楽しくて、さらに副作用はゼロなのです!
断食にもいろいろあります。
▼プチ断食(半日断食):朝食を抜く。ただそれだけ。もっとも簡単です。そして、効果は高い。甲田医師も推奨しています。これは、一生続けられる少食健康法です。
▼一日一食:これは、わたしのライフスタイル。じつに快調です。最近、一日一食主義の人が増えています。なんと、ビートたけしさんも一日一食だそうです。わたしは、無理はしない。友人たちとの旅行などでは三食いただきます。ただし、食べると体が重くなりますね。
▼三日断食:本書では、これを中心に勧めています。これなら、自宅でもできます。
▼七日断食:自宅でも可能ですが、意志が弱いと復食のとき食べ過ぎるなど〝事故〟が起きる場合もあります。専門家の指導の下でやることがのぞましい。
20日断食:これは、かつての断食療法では通常期間だったのですが、現代人は体力が落ちているので2週間ほどにしているようです。
▼水断食(本断食):もっとも古典的な方法。水分と塩分の補給のみで行なうものです。7日でも管理者の下で行なうほうが安心。
▼野菜ジュース断食:野菜や果物ジュースなどを摂りながら行ないます。それだけ身体も楽です。
酵素断食:生体に必要な酵素のみ補給しつつ行ないます。これは、水断食より、もっとも効果的と指示する医師も多い。
 
ファスティングで大切なことは、心構えです。
 
不安感や恐怖感を抱いて、行なってはいけません。それは、マイナスの効果のみ与えるからです。これで、健康になれる。スリムになれる。そうポジティブに考えて、わくわくしながら始める。それが大切です。また、断食中に不安感などに襲われたら、そこで中止するのが賢明です。



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