月光浴


深層水と月光、太陽光との関係について、月と地球と太陽が120度の角度をなすとき、海面はピタリと静まりかえるといいます。太陽光は深度約300mに達し、月光は何とその10倍の約3,000mにまで達するといわれます。つまり、深海では昼が暗く、夜が明るいという逆転現象が起こっているのです。深層水のミネラルが表層に湧昇し、太陽光、月光、空気などと相互作用する場合の結果について言及されたものは私が知る限り見当たりません。
 興味あることは、人体の臓器に月のつく漢字がたくさんあることです。心臓など五臓六腑やアトピー性皮膚炎の舞台となる肌など実に多くの器官に月がつくのです。なぜなのでしょうか。先人は感覚で月の影響が少なからず五臓六腑をはじめ身体に影響を与えていることを感じていたのかもしれません。例えば、月は潮の満ち引きなど女性の月経の28日の月齢にいたるまで、地球に少なからず影響しています。現代科学では解明できないとは思いますが、この月のエネルギーが深層水になにも影響を及ぼさないと考えるのは、早計のように思います。
 現代社会は夜も人工の光があふれ、月のエネルギーをかき消しています。満月に排卵新月に生理という自然のリズムが本来あるべき姿だと思います。体調のすぐれない人や生理不順の方は1日1時間は月光浴をしてみて下さい。少なからず影響があるはずです。アトピーの方も肌に月のエネルギーを与えることは、それなりに意味があるのではと私は考えています。


転載元
http://www.dr-hori.com/media/medicalnews/19990518_mn95.php