木を植えた男


閑居の庭には、大きな「どんぐりの木」があります。
尊敬する大家さんが、二十年前に、お子さんと一緒に植えたそうです。
大きく立派に育った「どんぐりの木」
みたことないような、すっごく大きな「どんぐりの実」がなります。
その実は、自然界では、動物にとって、御馳走です。
私は、どんぐりの実を拾わせていただいて
愛山羊バロのお正月のおせち(ごはん)にさせていただきました。
山羊のお友達の、エデンちゃんも、一緒に美味しそうに食べました。


寒い京都の冬は、山羊の食べる草が
ほとんど生えません。
そんな時、どんぐりの実は、栄養価のある御馳走です。


私は二十年前、何をしてただろう?
自分のことばかり考えていました。
木を植えるとか、地球にお礼とかしないで、
カッコイイデザインをすることしか、考えてなかった。


京都に、棲ませていただいて
これからすこしずつ、地球にお返しをしていきたいと思います。