2013-08-10 龍安寺閑居:白木槿 京都 槿花一朝の夢 目覚めて庭を歩いてると 心奪われる白木槿(しろむくげ) 早朝に開花し夕方には萎んでしまう儚さに 人の世の短い栄華と重ねあわせてしまう 妙心寺から鐘の音が届き 『お精霊迎え』がはじまったことをを知る 栄華を求めていた時 満たされているようで ほんとうは寂しかった 物質的な栄華を求めれば求めるほど 寂しさは増すように思う 一花の白木槿は 私の心を満たしてくれる 合掌 龍安寺閑居 2013・8・10