重陽の節句
菊の花を愛で長寿を祈ります
お正月や、ひな祭り、七夕などは
暮らしの中にとけこんでいるけれど
五節句の中でも、この重陽の節句は、仲間はずれ・・・
そんな
地味な節句ほど、大切にしたくなります
人知れず
花をかざり
心の中で
大切な人の健康長寿を祈る
しかし、
花を飾るとき
菊といったら、おばあちゃん家の仏壇の花・・・葬儀の花・・・
というイメージは、払拭しがたい
理想は・・・楚々とした 野山から摘んだ花ですが、
都会では、なかなか入手しにくいもの
花屋さんで購入したものをいける時のコツとして
菊は、なるべく小さな『小菊』を選び、栗や吾亦紅などと
なげいれ すると なんとかおさまります
菊の色も『白か黄色』を選ぶと
中秋の名月や、自然野に咲いている感じにしやすいのでは
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そのほか
菊酒 や 菊風呂
も、楽しみたいものですが
食用であっても、農薬が気になります
菊の葉と似た『蓬(よもぎ)』は、都会の道ばたの雑草として、入手しやすいもの
形や香りは、菊のように、爽やかです
よもぎ風呂に つかり
ゆったりとした気持ちで
いままでの ご恩を振り返り
陰ながら、健康長寿を祈る
そんな 気持ちいい時間の準備を 雨上がりに・・・