日本の灯を変えた男 USHIOSPAX 曄道会長

『エリちゃ〜ん』

私でなく、江里さんをそう呼んでいた、唯一の人だった。

曄道会長 が 昨日他界された。
江里さんと同じ肝臓癌。


日本の灯を変えた男である。


日本を代表する商業デザイナーで
曄道会長のUSHIOSPAX(ウシオスペックス)を
知らない人はいない。


というか、一緒に大きくなっていったと言っても過言でないと思う。


スーパーポテト杉本 貴志さんも
http://www.superpotato.jp/

ナカサアンドパートナーズの仲佐さんも
http://www.nacasa.co.jp/


USHIOSPAX。


いまごろ天国で


江里さんと曄道会長は、笑いながら
ワイングラスを傾けているにちがいない。


ゆらめく和蝋燭の光 の光を眺めながら。

http://www.ushio.co.jp/jp/index.html


照明葬


http://blog.h2o-d.com/?eid=950174

日本の灯を変えた男の葬儀


最後まで素敵だ。
仕事で生きた男の、一番大切にしていたことを、会社の人々が表現されている。


灯のことをいつも、いつも、考えて生きた男。
光の演出を大切に生きた男。


美学を大切に生きた人種において
死とは、心臓か止まる時でなく


『美学を貫くことができなくなった時』


だと思う。


『江里ちゃんと僕の共通点って何かわかるか?』

『女性が好きなところ?』

『それもあるけど(笑)ダンディズム』



粋な男


デザインよりも『粋』な生き方が好きなのかもしれない。


江里さんや、曄道会長のような、粋な男という種族は
絶滅危惧種なのかもしれない。