スピーカーはCelestion/ヴェジセレブ

クラッシック音楽が好きになったきっかけは

『チェロ』の音色だった。



二十二歳のころ、一人暮らしになった
私の部屋に、そのスピーカーはやってきた。


クラッシック音楽しか聴かないといってもいい
生活だった私にとって、相性がとてもよく心地よかった。



一人暮らしのリビングで
染織工房として暖簾を
非効率的に、丁寧に、心を込めて、自分の手でひとつずつ染めていた。。



※1

Celestion セレッション SL-6

所有していたくせに、初めて、このスピーカーのことを、調べてみた。

いけませんね(反省)。

1983年、CDが発売されたころの製品。

セレッションのグラハムバンクという人がそれまでの同社のスピーカー開発を一新しコンピューター解析などを導入して一から誕生させた製品です。

小型高性能スピーカーの先鞭となったものですが出てくる音は現在のそれとはまったく傾向が違います。

一言でいえば大型機が出してくる音のスケールをイメージできるスピーカーをコンパクトなサイズでどこまで再現可能かに挑戦したものと言えます。

なので現代機のような、例えばB&WのCM1やFOSTEXのGX-100あたりのキビキビとして上にも下にもメリハリと切れがあるという方向ではありません。

上は耳障りな音が一切せず、丸くロールオフして感じられます(後継機のSL-6Sはツィーターがアルミに替わりより現代的です)。

下は密閉型の特質を十分に利用して静かにゆったり伸ばしています。

中域の声なども高いほうより低いところに充実感があります。

音場は後ろのほうに広く出ます。



ヴェジセレブの場所の決めてとなったと言ってもいい。
『47=フォーセブン』というヴィンテージオーディオショップが
ご近所にあります。

そこで、いま開発を進めている最新の技術!
CDをアップサンプリングする装置と組み合わせてみたいと思っています。

レコードに変わって、CDが発売された時に開発された
セレッションのスピーカーと組み合わせてみたい。


ヴェジセレブの、音楽再生装置は、そんな音にしてみたいと
考えております。



たちどまり
新たな発見、進化をする。


なんだか 楽しい。