作家 坂口恭平 熊本から非難


作家 坂口恭平 熊本から非難


3歳、7歳、13歳、15歳の子供四人連れのお父さん。
この四人を死なせたら駄目だとだけ考えていた。
そして、考えた行動は「逃げる」。

老子は、どう考えるか?

何が大切か
自分は、執着してないか

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坂口恭平 ツイッターより。

亡命家族、坂口家は家を失い、仕事場を失い、家財道具全てを失い、そしてぼくが大切にしてきた蔵書すべてを失った。でもなぜか身軽なすっきり気分。坂口恭平、フー、アオ、ゲンの四人は多少疲れは見えるものの、元気です。惨めな気分が皆無。むしろ新天地求めて穏やかな気持ち。執着を捨てたよ

作品だけは取りに帰りたい。あとはどうでもいい。でも作品自体も持っていると荷物にもなるのでその作品を「亡命家族、坂口家義援金チャリティオークション」とか、銘打ってもうぜーんぶ売りさばこうと思っている。6月4日ぼくのコレクターが一堂に集まるので、そこで!笑。それでまずは慰安旅行に行こ

テイラーのイギリス現代史をちょうど読んでいましたが、近代国家は人々を助けるためには存在していません。自分の命は自分で守るしかない。ぼくは今回それをさらに身をもって体験した。死ぬかもしれないと思ったことは生まれて初めてだった。死にたいとおもったことはあったのに。生きたいと強く思った

横浜に3ヶ月滞在することは決めた。その間に次を決める。関東にずっといるイメージはまったくないとフー。いまのところフーは京都、おれの直感はフーの一言によってニューヨークに一家で移住という状態。これから少しずつ話し合っていく。まずは5月19日北京経由で僕一人でニューヨーク視察に行く。

3歳、7歳、13歳、15歳の子供四人連れて地震を耐え、どうにか脱出した。自分ですら死ぬかと思った。この四人を死なせたら駄目だとだけ考えていた。だから時々厳しくもしてしまったので、福岡についてからは甘々で、もう2週間くらい好きなことを好きなだけやってもらいたい。ゲンはおっぱい戻った

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本来無一物という仏教の言葉がある。本来、人は何ももっていないという意味だ。
何ももたずに生まれてきた人間は、自然の恵みという贈与を無料で受け、生きている。
酸素も、水も、自然の恵み。
自然は、お金を払えとは言わない。

人間は、何ももたずに生まれて来た。


出典:http://golden-tamatama.com/blog-entry-2339.html